2025年大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の脚本を担当するのは、数々の受賞歴を誇る実力派脚本家の森下佳子さんです。
ヒットメーカーである森下さんは実は東京大学の出身で、高学歴の持ち主!
しかし、彼女が順風満帆に脚本家への道を歩んできたわけではありません。
実はかつて女優として活動していたという情報もあります!
そこで、今回は森下佳子さんの
- 学歴
- 経歴
- 元女優だった?
こちらについて深掘りしていきたいと思います!
森下佳子の学歴は東大卒?
2025年の大河ドラマは横浜流星さん主演の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) October 5, 2023
蔦屋重三郎、通称「蔦重」は江戸のメディア王。現代に連なるポップカルチャーの源流を形作りました。アートや文学が重要なモチーフに。作者は「おんな城主 直虎」「大奥」の森下佳子さん。詳しくは👇https://t.co/LXNTJpsedm pic.twitter.com/dAbxQdaqSy
森下佳子さんは実は高学歴です。
森下さんの出身大学、高校を詳しくご紹介します。
最終学歴は東京大学
森下佳子さんは東京大学文学部宗教学科を卒業しています。
一浪して東京大学に合格した森下さんは、入学当初から「人間とは何か」を探求したいという強い思いを抱いていました。
当初は文化人類学に進学を希望していましたが、人気学科で進学振り分けの際に必要な点数が足りず、選択肢を広げることに。
そんな中、友人から「宗教学科では人間の行動や集団の振る舞いを研究できる」と教えられたことで、興味を持ち進学を決めたそうです。
演劇サークルに入って演劇にのめり込んでいた森下さんは、人間の感情や行動を深く理解することが自分の表現活動に役立つのではないかと考えたことも動機の一つでした。
宗教学科での学びを通じて、彼女は「宗教を外側からではなく、内側から理解する視点が重要」ということに感銘を受けたと語っています。
「私とあなたの考えが違うのは信じているものが違うだけで、どちらが悪いわけでもないんだってすごく納得した。『直虎』では、どの家も家が生き延びるための正義で動いている。敵味方イコール善悪ではないと、そこは留意して書きましたね」
引用:https://dot.asahi.com/articles/-/33855?page=4
結果的に宗教学科は自由でとても楽しかったと語っています。
卒業論文では「歌舞伎と宗教」というテーマを選び、人々が集まる儀式やパフォーマンスの持つ意味について掘り下げました。
この経験は、後に脚本家としての物語構築やキャラクター描写に大きく影響を与えることになったといいます。
出身高校
森下佳子さんは大阪教育大学附属高等学校池田校舎を卒業しました。
地元の中学校が荒れていて、先生もピリピリしていたそう。
森下さんは学校から何度も「いうことを聞かない」などと電話や親の呼び出しを受けていました。
そのため、地元の高校へ進学したくないと考えます。
寝る間も惜しんで勉強に励み、授業中に居眠りしてしまうほどの生活を送りながらも高得点を取り続けました。
その結果、大阪のトップ校である附属池田高校に合格しています。
高校生活では自由な校風のもと、大好きな少女漫画や演劇に夢中になり、自分らしい表現の基礎を築いたと言います。
森下佳子は元女優だった?
森下佳子さんは小学生の頃に小学校の演劇部に入り、5年生の頃には宝塚歌劇団の卒業生が主催するミュージカルスクールに通いはじめました。
演劇は好きでしたが、才能がないことは子供ながらに感じていたそうです。
東京大学に入学してから演劇サークルに入って女優をやりますが、演者は向いていないと痛感し脚本と演出をやるようになったそうです。
演劇の世界にすっかり魅了された森下さんは、大学3年生で仲間たちと劇団「パンパラパラリーニ」を立ち上げます。
当時の劇団仲間によると、
「粗削りでしたが脚本のセンスは最初からありました。難しい言葉を使わずに、人の心に残る台詞を紡ぐことができた。それは今も変わらない」
引用:https://dot.asahi.com/articles/-/33855?page=4
その頃から脚本の才能の片鱗が見えていたんですね!
女優としては芽が出ませんでしたが、演劇が好きだからこそ演者にはこだわらずに脚本家に転向したことで今の森下さんがあるのでしょう。
森下佳子はリクルートから脚本家へ!経歴エピソードまとめ
東大生時代に演劇にのめり込み劇団を旗揚げした森下佳子さんは、そのまま脚本家としてやっていきたいと思っていたそうです。
ですが、両親から早く自立するように言われたため、就職活動をして入社したのがリクルートでした。
リクルートに就職
東大卒とはいえ、当時は就職氷河期でなかなか内定をもらえなかったそうです。
そんな中、内定したリクルートでは脚本との共通点を感じるコピーライターの仕事をしたいと思っていましたが、配属されたのは住宅情報誌の編集部でした。
しかし、リクルートには自分よりもはるかにエネルギッシュでがっついた人たちがたくさんいて、とても刺激をもらったと話しています。
リクルートでは世間知らずだった自分が社会や仕事の仕組みを振る舞いを学べ、編集の仕事も好きだったので一生懸命こなしたそうです。
契約社員へ
仕事は好きでしたが、社会人になっても好きな芝居を続けたかった森下さんは上司に「1年に1か月芝居のための休みをください」と相談したところ、当然断られます。
ですが、森下さんは有能だったために、入社1年後に契約社員待遇にしてもらいました。
そして芝居と仕事を両立していました。そのまま7年ほど在籍したそうです。
その間に森下さんは3歳年上の男性と結婚しています。
シナリオスクールへ
リクルートを退職後はフリーのライターをしていましたが、旦那さまの後押しもあって本格的な脚本の勉強をするためにシナリオスクールに通います。
日テレの下働きをしながら脚本の勉強をしている頃に脚本家の遊川和彦さんと出会いました。
その時に森下さんのデビュー作「平成夫婦茶碗」のシナリオコンペがあり、見事起用されることとなりました。
脚本家の代表作
2000年に「平成夫婦茶碗」で脚本家デビューを果たしたあとは、数々のヒット作を世に送り出しています。
- 世界の中心で、愛を叫ぶ
- JIN-仁-
- 白夜行
- ごちそうさん
- 義母と娘のブルース
- おんな城主 直虎
人気ドラマばかり!
特に綾瀬はるかさんとのタッグが多いと言われています。
最新作の大河ドラマ「べらぼう」も綾瀬さんは語り手として起用されています。
この起用は森下佳子さんのリクエストだったそうですよ。
森下佳子のプロフィール
- 生年月日:1971年1月24日
- 出身地:大阪府高槻市
- 最終学歴:東京大学文学部宗教学科
- 家族:夫・娘(18歳)
今や朝ドラや大河までこなし、脚本家として何度も賞を受賞する売れっ子脚本家です。
プライベートでは24歳の時に3歳年上の俊さんと結婚し、2006年に35歳で長女を出産しています。
お子さんをもうけたのは、「白夜行」という作品が非常に難しい作品でしたが、やり遂げたことによって子供を産んでもいいかな?と思えたからだとか。
今では家族3人で森下さんが脚本を担当したドラマを見る仲のいい家族だそうです。
まとめ
2025年の大河ドラマ「べらぼう」の脚本を担当する森下佳子さんの学歴や経歴をご紹介しました!
- 出身大学:東京大学
- 出身高校:大阪教育大学付属高校
- 元リクルート社員
- 劇団の役者経験あり
森下さんの脚本家のルーツは小学生の頃に演劇部やミュージカルスクールに入ったことでした。
才能はないと気づいたものの、芝居が好きで東京大学に入学後も演劇サークル所属→劇団立ち上げと芝居に没頭していきました。
一度は就職しますが芝居を続けて脚本を学び直し、才能が開花したという経緯があります。
今後もすばらしい作品を世に送り出してくれることを期待しています!