すべてを見透かして大きな優しさで受け止める、そんな印象も強い女優・吉行和子さん。
そんな吉行和子さんですが、私生活はどうなっていたのでしょうか?
2025年9月の突然の訃報に触れ、改めて吉行和子さんを思い返している方もいらっしゃるでしょう。
結婚相手の夫って誰だっけ?
出会いとか馴れ初めとかの情報ってあるの?
母親役も多かったけど、子供っているのかな?
など吉行和子さんの私生活に対する興味を感じる声も出ていますね。
そこで、今回は吉行和子さんの夫や子供について見て行きましょう。
今回の記事でわかること
- 結婚相手の夫(旦那)は誰?
- 夫との出会いや馴れ初めは?
- 子供について
をお届けしたいと思います。
吉行和子の結婚相手の夫(旦那)は誰?
懐の深いおばあちゃん役、そんな印象の吉行和子さん。
調べてみたところ、
吉行和子さんは現在、結婚しておらず夫(旦那)はいない
という状況でした。
役柄上、結婚していると思い込んでいる方もいらっしゃったかもしれませんね。
そんな方には、少々意外な結果ではないかと思います。
しかし、結婚の経験がないという訳ではないようですよ。
そうなのです。
結婚相手は、5歳年上の劇団の製作スタッフ、照明担当だった秤屋和久さん
でした。
当時の記事では、
という考え方だったそうです。
この「考え方」を聞いてピンときた方もいらっしゃるかもしれません。
この考え方は結婚という形式にはあまり適していないのではないか?
ということが頭をよぎったはずです。
実際に、
そう。
その大きな理由は、家族という存在がありながら多くのことを自己決定してしまう個人主義にあったようです。
ということなのでしょう。
夫からは「どうして相談してくれないんだ?」と疑問や不満を告げられたといいます。
また、「家事や料理がが嫌い」という理由もあり結婚生活が生き苦しかったそう。

後に、吉行和子さんはテレビ番組で

帰宅したときに家に明かりがついていると酸欠になってしまう。
人と暮らすのが無理で、自分のペースで生きるのが一番!
結婚してみたかっただけなのよ…。
と、離婚理由を語っていました。
では、そんな結婚相手の夫(旦那)との出会いや馴れ初めも見てみましょう。
吉行和子の夫との出会いや馴れ初めは?
吉行和子さんと夫の秤屋和久さんは
同じ劇団の女優と照明担当という形で出会い一緒に舞台を作って
いました。
一つの舞台を作り上げる中で、互いの価値観や仕事観に触れ恋に落ちたのでしょうか。
二人の結婚に至る馴れ初めは、詳しい情報がありませんでした。
というのが、吉行和子さんの出会いと馴れ初めです。

こちらは、デビュー数年後の吉行和子さんです。
つぶらな瞳と可愛らしい表情がとても素敵ですよね、そしてどことなくミステリアスです。
もしかしたら、秤屋和久さんが
のかもしれません。
吉行和子の子供について

先ほどお話ししたように、人と暮らすのが無理だと感じていた吉行和子さん。
秤屋和久さんとの間に子供はいません
でした。
吉行和子さんは、
といいます。
かなり、個人主義で各自自由というスタンスの家族だったようです。
そんな環境で育ったこともあって「家庭」や「子供」という部分に対する意識や愛着、希望のようなものは育まれなかったのかもしれません。
吉行和子さんの母親・あぐりさんは
でした。
まだ「美容」という言葉が世の中に浸透していなかった時代に、未開の「美容」を開拓した女性・あぐりさん。
なんと90歳過ぎまで現役美容師として働いていたというあぐりさん。
事業というよりは市場そのものを開拓していくことに追われ、家族との時間を作ることが難しかったのかもしれません。

しかし、時代に与えた功績は大きく、後にNHK朝の連続「あぐり」としてその人生が世の中に広まりましたね。
このドラマは、「働く女性」の輝きや生きがいをテーマに多くの女性の支持を得た名作として私たちの心の刻まれています。

このドラマには、吉行和子さんも出演し母親の人生に花を添えました。
写真は、当時の取材時のもので左から野村萬斎さん、田中美里さん、吉行あぐりさん、吉行和子さん。
時代を切り開いた偉大な母親であるがゆえに、家庭と仕事の両立が難しかったのでしょうね。
まとめ
今回は、吉行和子さんの「結婚相手の夫(旦那)は誰?」「夫との出会いや馴れ初めは?」「子供について」をご紹介しました。
吉行和子さんが、
- 現在は結婚しておらず、独身であること
- 28歳のころに結婚していたこと
- 当時の夫である秤屋和久さんとは同じ劇団で出会ったこと
- 吉行和子さん本人が人と暮らすのが嫌で、最終的に離婚したこと
- なんでも自分で決めてしまっていたので夫には「なぜ相談しない?」と言われていたこと
- 母親が90歳過ぎまで働いており、個人主義の環境で育ったこと
- そういったことから家庭や子供、家庭生活への思いが育まれなかったのかもしれないこと
- しかし、時代を切り開いた母親の姿は、ドラマ「あぐり」として女性の支持を得たこと
などがわかりました。
女性が働くことすら稀であった時代に働き、90歳過ぎまで現役だった母親。
その姿から、個人が個人のために邁進することを学んだ吉行和子さん。
多様化という時代においては当たり前のようなこの家庭生活も、当時ではかなり珍しいものだったでしょう。
新しい価値観を持って現在を生きた吉行和子さん。
この場を借りて、ご冥福をお祈り申し上げます。