2025年6月11日、俳優・演出家・劇作家の斎藤歩(さいとうあゆむ)さんが、60歳でこの世を去ったというニュースが報じられ多くのファンに衝撃が走りました。
突然の訃報に、

死因は何だったの?

尿道がんという噂のは本当?

いつから闘病していたのかな?
余命宣告をうけてたって…
といった疑問の声が数多く上がっています。
さらに、発表によれば葬儀は非公開の家族葬として行われ、今後はファンや関係者に向けた「お別れの会」の開催が予定されているとのこと。
その詳細も気になるところです。
斎藤歩の死因は尿道がん(尿路上皮がん)?

いつ亡くなったの?
斎藤歩さんの訃報は、斎藤さんが理事長を務めていた公益財団法人北海道演劇財団の公式サイトにて発表され、次のように記されています▼
「かねてより病気療養中だった、北海道演劇財団理事長・斎藤歩が、6月11日早朝に永眠いたしました。ここに生前のご厚意に深く感謝申し上げます。」
この知らせとともに、葬儀は本人の強い希望により家族葬として執り行われること、また後日「お別れの会」を開催予定であることも明らかにされました。

以前テレビで闘病中だとしったけど何ガンだったの?
4年前に「尿路上皮がん」を発症
TBSテレビの取材に対して、北海道演劇財団の関係者は次のように語っていました▼
「斎藤さん4年前に『尿路上皮がん』と診断され、療養しながらも舞台の演出や出演を続けていました」

尿路上皮がんってどんな病気?
この病は、腎盂、尿管、膀胱、尿道などにできる「尿路上皮」がんで、進行すると転移の可能性も高く、非常に厳しい病状として知られています。
斎藤歩は余命宣告をうけていた

実はお医者さんからは余命半年と宣告されていたそうなんだよ…

それでも斎藤さんは、演出家として、そして演者として、演劇の現場から離れることなく闘病を続けながら活動を続けていたそうです。
亡くなる数日前まで映像で劇団員を指導していた
関係者の証言によると、斎藤さんは亡くなる直前の6月6日(金)・7日(土)に行われた舞台の演出を担当されていたそうでうす。
当日は劇場には足を運べなかったものの、自宅で舞台映像を視聴しながら、劇団員にリモートで演出指導を行っていたというのです。
この話からも、彼が最後まで「演劇の現場」に全力を注いでいたことが分かりますよね。

それから数日後にお亡くなりになったということはこの時点でそうとう体が限界にきてたんじゃないかな…

実は亡くなる前日には意識喪失していたことがわかっているんだ
斎藤さんの体調は急激に悪化していたようで、6月10日には関係者が「調子が悪い」と聞いて自宅を訪問。
しかしそのときにはすでに意識がない状態だったといいます。
そして翌11日早朝、家族に見守られながら、静かに旅立たれました。

北海道演劇財団の関係者は、斎藤さんを次のように評しています。
「北海道の演劇を牽引したリーダーだったと思う」
札幌を拠点に活動を続け、若手の育成や地方演劇の底上げに尽力した斎藤さんの存在は、まさに地域文化の柱だったのだと思います。

演劇に命を注いでいたことがわかるね…
代表作や演出家の功績も詳しく知りたい
斎藤歩の代表作や出演歴、演出家としての功績
斎藤歩さんは、北海道を拠点に活動を続けながらも、映画・ドラマ・アニメ・舞台の各ジャンルでマルチな才能を発揮してきた演劇人です。
その存在感のある演技と深い表現力で、数々の話題作に出演。
さらに演出家・脚本家としても地域演劇の発展に尽力し、北海道演劇界の牽引者として多大な貢献を果たしました。
斎藤歩さんの代表作はこちら▼
■ 映画出演歴
- 『アウトレイジ ビヨンド』(2012年/監督:北野武)
- 『沈黙 -サイレンス-』(2016年/監督:マーティン・スコセッシ)
- その他、国内の多くの映画に出演し、端役から重厚な人物まで幅広く演じた。
■ アニメ映画『サマーウォーズ』
- 🎙️『サマーウォーズ』(2009年/監督:細田守)
→ 陣内家の天才科学者「陣内侘助(じんのうち・わびすけ)」役で声優として出演
■ テレビドラマ出演
- 📺 NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(2018年)
- 📺 その他、NHKを中心としたドラマにおいても渋い名脇役として起用されていた。
■ 演出家・脚本家の活動と受賞歴
斎藤さんは俳優としてだけでなく、演出家・脚本家としての功績も非常に大きい人物です。
- 🏆 1996年:札幌市文化奨励賞を受賞
→ 同年、北海道演劇財団を設立 - 2011年:城西国際大学メディア学部の特別講師に就任
- 2016年:北海道演劇財団の芸術監督に就任
→ 若手育成や地方劇団の底上げにも注力し、北海道の文化振興に貢献。 - 最終的には、北海道演劇財団の理事長として活動していた

素敵な作品ばかり

斎藤歩さんの「生き様=演劇」という姿勢が、出演作や舞台演出の随所にあらわれていたんだよ
斎藤歩の訃報にSNS声
斎藤歩さんの訃報が報じられてから、SNS上では多くのファンや関係者から追悼のコメントが寄せられています。
特に目立ったのは、彼が関わった作品のファンや、舞台関係者からの声です。
「最後まで舞台に立ち続けた姿、本当に感動しました」
「侘助の声、忘れられない。ありがとう」
「若い頃、斎藤さんの演出に初めて触れて演劇を志しました」
中には、過去に斎藤さんの指導を受けたという若手俳優や、彼の舞台に客演した地方劇団のメンバーからも「自分の演劇人生に欠かせない存在だった」という声が数多く寄せられていました。
また、道内では「北海道の文化人として最も尊敬される存在だった」とする意見もあり、彼がどれだけ地域演劇に深く根付いていたかがうかがえます。
お別れの会の開催はいつ?

現時点(2025年6月13日時点)で明らかになっている情報として
お別れ会の開催は?
「なお、後日お別れの会を開催する予定となっております」
「お別れの会」とは、遺族や関係団体が主催し、故人を偲ぶために開かれる一般向けの追悼式です。
斎藤歩さんの場合も、彼の出演作の関係者、劇団員、学生、ファンなどが参加できる形での開催が想定されます。
日時や会場は未定(6月13日時点)
今後北海道演劇財団や関係劇団、報道各社の発表が予想されます。
分かり次第こちらでも追記していきます。
まとめ
斎藤歩さんは病を抱えながらも最後の瞬間まで作品に向き合い、自宅からでも演出・指導を続けていたその姿は、言葉では言い表せないほどの情熱とプロフェッショナリズムに満ちていました。
彼が残した作品、言葉、教え、そして舞台上の存在感は、これからも多くの人々の心に生き続けていくことでしょう。
現在、北海道演劇財団ではお別れの会の開催を予定しており、日程や場所は今後発表される見込みです。
ご冥福をお祈り申し上げます。

